作品紹介
『ヤマトナデシコ七変化』は、はやかわともこによる同名漫画を原作とし、2010年1月15日から3月19日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送された全10話のテレビドラマです。主演はKAT-TUNの亀梨和也が務め、TBS連続ドラマ初主演作となりました。ヒロインの中原スナコ役には大政絢が抜擢され、地上波連続ドラマ初ヒロインを飾りました。
カッコよすぎる自分にコンプレックスを抱えながらも、つい人に対して攻撃的に振る舞ってしまう主人公・高野恭平(亀梨和也)は、万年金欠の生活を送っています。下宿のオーナーである中原美音(高島礼子)から「姪のスナコをレディにできたら下宿代をタダにする」という提案を受け、同居する超美形の3人――遠山雪之丞(手越祐也)、織田武長(内博貴)、森井蘭丸(宮尾俊太郎)とともに「スナコ改造計画」に乗り出します。しかし、過去のトラウマから「女」を捨て、暗闇と孤独を愛するホラー少女・スナコの変身は一筋縄ではいきません。笑いあり涙ありのラブコメディが展開されます。
話題になったポイント
ジャニーズの豪華共演
KAT-TUNの亀梨和也とNEWSの手越祐也という、当時のジャニーズを代表する人気メンバーが共演したことが大きな話題となりました。さらに関ジャニ∞の内博貴も加わり、グループの垣根を越えたジャニーズの豪華共演が実現。イケメン4人組の華やかなビジュアルは放送前から注目を集め、若い女性を中心に大きな反響を呼びました。
大政絢の体当たり演技
普段は美しいモデルとして活躍する大政絢が、ホラー好きで人付き合いが苦手な引きこもり少女・スナコを演じたギャップが視聴者の心をつかみました。ノーメイクに近い状態での演技や、ホラー映画好きのオタク少女としてのコミカルな表現は高く評価され、大政絢の女優としての新たな一面を見せた作品となりました。
コメディとラブストーリーの絶妙なバランス
原作漫画のコミカルな要素を活かしつつ、恭平とスナコの関係が徐々に深まっていくラブストーリーとしての展開も丁寧に描かれました。特に最終回のキスシーンは視聴者の間で大きな話題となり、「続編が見たい」という声が多数上がりました。Filmarksでは3,000件以上のレビューが投稿され、3.6点(5点満点)の評価を獲得しています。
ロケ地ガイド
群馬県エリア
物語の重要な舞台となる5人の下宿は、群馬県高山村にある大理石村ロックハート城で撮影されました。1829年にイギリスで建設され、日本に移築された本物の城館が、ドラマに壮大なスケール感を与えています。
- 大理石村ロックハート城:5人が住む下宿として使用。ヨーロッパの城館を移築した日本唯一の施設で、ドラマの象徴的なロケ地です
東京都・吉祥寺エリア
恭平たちの日常生活の舞台として、吉祥寺周辺が多く使われました。井の頭公園をはじめ、吉祥寺の商店街や路地が登場し、若者の街としての雰囲気が作品に反映されています。
- 井の頭公園:まりが恭平に声をかけられた場所
- JR中央線吉祥寺駅北口ロータリー:スナコが人体模型・ひろしを探して走り回っていた街(第3話)
- のれん小路:スナコがひろしを探して走り回っていた路地(第3話)
- 末広通り:恭平がスナコが見つかったと連絡を受けた商店街(第3話)
東京都・新宿エリア
最終話のクライマックスでは、新宿の歌舞伎町・ゴールデン街周辺が印象的に使われました。雪之丞と恭平がファッションショー会場に向かって疾走するシーンは名場面のひとつです。
- 花園神社:雪之丞が恭平に現金を届けた神社(最終話)
- 新宿ゴールデン街:雪之丞と恭平がファッションショー会場に向かって走っていた路地(最終話)
- 職安通りのJR山手線のガード下:2人が会場へ走っていたガード下(最終話)
- 風林会館:ファッションショー会場のビル(最終話)
東京都・その他のエリア
東京都内の様々なスポットがロケ地として使用されました。神宮外苑のイチョウ並木や東京ドームシティなど、都内の名所がドラマの舞台を彩っています。
- 神宮外苑のイチョウ並木:雪之丞が歩いていたイチョウ並木(第1話)
- ホテル椿山荘東京:蘭丸が女といたホテル(第1話)
- 東京ドームシティ:美音がかつてスナコを連れて行った遊園地(第4話)
- マクセル アクアパーク品川:雪之丞とまちこが話していた水族館(第6話)
- ADK松竹スクエア:恭平が警備員のバイトに行ったビル(第7話)
- CLUB AIR:まさおが働くホストクラブ(第1話)
- Bane BAGUS 宮益坂店:恭平がまさおに話を持ちかけた店(第1話)
- 第6トーアビル:恭平とまさおが出てきたビル(第1話)
- 三星ビル:スナコたちが恭平を見ていたビルの屋上(第1話)
横浜・神奈川エリア
横浜美術館やセントラファエロチャペル湘南大聖堂など、神奈川県内のスポットも印象的なシーンで登場しています。
- 横浜美術館:恭平が凍りつけにされていた場所(第1話)
- セントラファエロチャペル湘南大聖堂:久留米がスナコと結婚しようとした教会(第4話)
- クリスタルヨットクラブ「OCEANAUT」:スナコが久留米とお見合いをした場所(第4話)
- ハマボール・イアス:武長がスナコに恭平と似ていると話した場所(第1話)
千葉県エリア
千葉県も複数のシーンで撮影に使用されました。恭平たちが通う大学は千葉工業大学習志野キャンパスで撮影され、マザー牧場では感動的なシーンが展開されました。
- 千葉工業大学習志野キャンパス:4人が通う大学
- マザー牧場:恭平の姉・亜紀が恭平を連れてきた「勇気が出る丘」(第8話)
- オークラアカデミアパークホテル:蘭丸が柴田すずを見かけたホテル(第7話)
- 鴨川グランドホテル:美音の夫が記憶をなくした病院(第4話)
北海道・美瑛エリア
第1話では北海道美瑛の美しい雪景色が登場し、恭平とタケルがスナコを探すシーンが撮影されました。哲学の木や美瑛乗馬クラブなど、北海道ならではの壮大な風景がドラマに彩りを添えています。
- 美瑛乗馬クラブ:恭平とタケルがスナコを探していた牧場(第1話)
- 哲学の木:恭平がスナコを探していた雪山(第1話)
- 平和通買物公園:恭平とスナコが歩いていた雪道(第1話)
- 七条緑道:恭平がスナコに顔を隠す理由を聞いた場所(第1話)
その他のエリア
茨城県や東京郊外など、その他にも多くのロケ地が使用されました。
- チャイブレイク:真一の店「迷宮入り」
- Limapuluh Annex:恭平が客を殴って解雇されたレストラン(第1話)
- きぬの湯:武長が入っていた温泉(第1話)
- 蕉雨園:武長の実家の建物(第6話)
- つるつる温泉:武長の実家の風呂(第6話)
- 水海道西中学校:スナコがかつて男に振られた学校(第1話)
- indio原宿店:スナコが乃依と同窓会に着ていく服を選んでいた店(第7話)
- SEX POT ReVenGe:恭平が入った店(第7話)
- 京成線の踏切:恭平が渡った踏切(第8話)
- 一軒家:恭平の実家(第8話)
- 高輪プリンツヒェンガルテン:蘭丸が中学生の頃、彼女に振られた場所(第8話)
- TBSビッグハット:蘭丸と菊乃井珠緒が会っていたレストラン(第8話)
- 重粒子医科学センター病院:恭平の姉・亜紀が入院している「北栄総合病院」(第9話)
- 宏和会エビハラ病院:美音の夫が診察を受けた病院(第4話)
- 民家の駐車場:スナコが野菜を買った八百屋(第2話)
- けやき橋商店街:まりがスナコに毒キノコを渡した商店街(第2話)
- Grill & Bar D-ray:スナコが蘭丸と女を会わせたバー(第3話)
- マンション:まりが住むマンション(第3話)
- 道路:恭平がスナコを探して走っていた場所(第9話)
聖地巡礼のおすすめルート
吉祥寺・井の頭公園コース(半日)
JR吉祥寺駅をスタートし、まずは北口ロータリーでスナコがひろしを探して走り回ったシーンを思い出しましょう。のれん小路や末広通りといった吉祥寺ならではの商店街を散策した後、井の頭公園へ。恭平とまりのシーンが撮影された公園は、四季折々の自然が美しく、散歩にも最適です。吉祥寺にはカフェやショップも充実しているので、ゆっくり楽しめます。
新宿・歌舞伎町コース(半日)
最終話の感動的なシーンが撮影された新宿エリアを巡るコースです。花園神社からスタートし、新宿ゴールデン街の風情ある路地を抜け、職安通りのガード下を通り、風林会館へ。雪之丞と恭平がファッションショー会場に向かって駆け抜けた道のりを追体験できます。夕方からの散策がおすすめで、ネオンに照らされた新宿の街並みがドラマの雰囲気を一層盛り上げてくれます。
群馬・ロックハート城コース(1日)
ドラマの象徴的な舞台である大理石村ロックハート城を訪れる1日コースです。イギリスから移築された本物の城館は、5人が暮らす下宿として撮影に使用されました。城内では中世ヨーロッパの雰囲気を味わえるほか、ドレスを着ての記念撮影も楽しめます。周辺には温泉施設もあるので、ロケ地巡りの後にゆっくりと疲れを癒すのもおすすめです。
視聴者の声・評判
評価スコア
映画・ドラマレビューサイトFilmarksでは、3,144件のレビューが投稿され、5点満点中3.6点の評価を獲得しています。放送から10年以上経った現在でもレビューが投稿され続けており、根強い人気を誇る作品です。
好評だったポイント
視聴者からは「亀梨和也と大政絢の掛け合いが絶妙で、毎回笑いが止まらなかった」「最終回のキスシーンが最高だった」「原作の雰囲気を残しつつ、ドラマならではの魅力が加わっている」といった声が多く寄せられています。特にイケメン4人組のコミカルな演技と、スナコの予想外のリアクションが生み出す化学反応が高く評価されました。一方で「もっと長く見たかった」「続編を作ってほしい」という声も多く、10話では物足りないという惜しむ声も目立ちます。全国各地で撮影が行われたロケ地の豊富さも、聖地巡礼ファンから注目を集めています。