作品紹介
『横浜殺人事件』は1996年フジテレビ系で放送された浅見光彦シリーズ第2弾。原作は内田康夫の同名小説、主演は榎木孝明(浅見光彦役)、共演に国生さゆり(テレビプロデューサー藤本紅子役)など。脚本は大久保昌一良。横浜の異国情緒あふれる街並みを舞台に、童謡『赤い靴』の謎に絡む連続殺人事件を浅見光彦が解き明かす旅情ミステリー。横浜中華街・山下公園・元町・山手・みなとみらい・金沢八景まで、横浜観光のすべてが詰まった贅沢なロケが見どころで、ロケ協力には横浜人形の家、財団法人帆船日本丸記念財団、テレビ神奈川(TVK)が名を連ねています。
"横浜の女"の取材中、ルポライターの浅見光彦(榎木孝明)は、逆に横浜テレビのレポーター山名めぐみに、童謡『赤い靴』に歌われた「異人さんに連れられて行った女の子」はどこへ行ったと思うか、と街頭インタビューされる。ところがそのめぐみが、その夜自分のマンションで絞殺されてしまいます。前日には金沢八景の称名寺・八角堂で、物産会社の課長が服毒変死を遂げていました。
警察ではこの八角堂の死を自殺と見なしますが、光彦は他殺と疑い、テレビプロデューサー・藤本紅子(国生さゆり)と共に、二つの殺人の接点を探り始めます。事件を解くカギは、なんと童謡『赤い靴』の歌詞のなかに秘められていました――横浜という国際都市の歴史的背景と、明治・大正期に外国人に連れられて海外に渡った日本人の少女たちの史実が、現代の連続殺人と巧みに結びついた、内田康夫サスペンスならではの本格旅情ミステリーです。
話題になったポイント
童謡『赤い靴』をモチーフにしたミステリー
明治期に実在したとされる「異人さんに連れられて行った」少女のエピソードを土台にした童謡『赤い靴』を物語の核に。横浜山下公園には実物の「赤い靴の女の子」像もあり、文化的背景が物語の深みを増しています。
横浜の名所をフルカバーするロケ
横浜中華街、山下公園、元町商店街、山手の異人館、みなとみらい、金沢八景の称名寺まで、横浜観光のすべてを網羅するロケ。サスペンスドラマでありながら横浜観光ガイドとしても楽しめる作品です。
榎木孝明版・浅見光彦の魅力
シリーズ初期、榎木孝明が浅見光彦を演じた時期の代表作。クールで知的な榎木孝明の浅見像は、シリーズの中でも独特の魅力を放っています。
ロケ地ガイド
横浜元町・山手エリア
異国情緒あふれる山手・元町。
- 横浜市元町商店街:横浜市中区元町2丁目、横浜屈指のショッピング街。
- 山手十番館:横浜市中区山手町、洋館レストラン。
- えの木てい本店:横浜市中区山手町、洋風カフェの名店。
- 元町公園:横浜市中区元町1丁目。
- 外人墓地の上の道路:横浜市中区山手町。
- 横浜地方気象台:横浜市中区山手町、歴史的建造物。
横浜中華街・山下公園エリア
横浜観光の中心地。
- 横浜中華街:横浜市中区山下町、日本最大の中華街。
- 山下公園:横浜市中区山下町、童謡『赤い靴』の像がある名所。
- ホテルモントレ横浜:横浜市中区山下町。
- CAFE TYCOON:横浜市中区新山下3丁目。
- 横浜人形の家:横浜市中区山下町、ロケ協力施設。
- 関帝廟:横浜市中区山下町、中華街のシンボル。
- 中華街の朱雀門:横浜市中区山下町。
みなとみらいエリア
横浜の近代的ベイエリア。
- 横浜美術館:横浜市西区みなとみらい3丁目。
- 横浜コスモワールド:横浜市中区新港2丁目、観覧車のあるテーマパーク。
- 日本丸メモリアルパーク:横浜市西区みなとみらい2丁目、帆船日本丸の保存地。
- 臨港パーク:横浜市西区みなとみらい1丁目。
金沢八景エリア
事件の舞台となる金沢区。
聖地巡礼のおすすめルート
横浜異国情緒・赤い靴ルート
山下公園で「赤い靴の女の子」像を訪ね、横浜中華街と関帝廟を散策、元町商店街でショッピングを楽しむ、横浜観光の王道コース。
山手洋館巡りルート
山手十番館でランチを取り、えの木てい本店で英国式アフタヌーンティー、横浜地方気象台を見学する、山手の洋館建築巡り。
金沢八景・事件現場ルート
京浜急行金沢文庫駅から称名寺を訪問、八角堂のある事件現場を巡る、ミステリーファン向けコース。
視聴者の声・評判
評価スコア
浅見光彦シリーズの初期傑作として、また横浜の魅力をフルに活用したロケ作品として根強い評価を獲得。フジテレビ版浅見光彦シリーズの基礎を築いた一作です。
好評だったポイント
「横浜のすべてが詰まったロケ」「童謡『赤い靴』の使い方が秀逸」「榎木孝明の浅見光彦が知的で素敵」「中華街・山下公園・みなとみらいの絶景」「称名寺八角堂の渋さ」「歴史的背景が深い」といった声が寄せられ、横浜ファン・内田康夫ファンから愛され続ける旅情ミステリーの名作です。