作品紹介
『残念な夫。』は2015年1月から3月までフジテレビ系「火9」枠で放送された連続ドラマです。脚本は遊川和彦が手がけ、玉木宏が主演、倉科カナ、田中麗奈、ミムラ、玉山鉄二らが共演しました。広告代理店に勤めるエリート社員・陽一が、東日本大震災のショックで姿を消した妻・千夏との関係に悩みながら、息子・タツとの父子生活を通して父親としても夫としても成長していく姿を描いた、笑いと涙のホームコメディです。
キャリア志向で「家事も育児も妻に任せきり」だった陽一が、突然の試練を通じてイクメンへと変貌していく過程は、共働き世帯が増える現代の家庭事情を反映したテーマとして大きな共感を呼びました。震災というシリアスな背景を扱いながらも、随所に挟まれるコメディタッチの演出と玉木宏のコミカルな演技が、重くなりすぎず最後まで温かい気持ちで観られる作品に仕上がっています。
話題になったポイント
玉木宏のコメディ演技
『のだめカンタービレ』の千秋先輩で知られる玉木宏が、本作では情けなくも憎めない「残念な夫」を熱演。これまでのクールなイメージを覆すコミカルな表情と動きが視聴者を驚かせ、SNSでも「玉木宏のイメージが変わった」「ダメダメな陽一が可愛い」と話題になりました。
赤ちゃん役タツくんの可愛さ
陽一の息子・タツを演じた赤ちゃんの愛らしさも本作の大きな魅力でした。育児に奮闘する父親と幼い息子の絡みは、リアルな子育てあるあるが満載で、子育て世代の視聴者から「我が家のことみたい」と共感の声が相次ぎました。
震災を背景にした繊細なテーマ
東日本大震災を物語の重要な背景に据えたことで、表面的なホームコメディに留まらず、家族の絆や夫婦の在り方を問い直す深いテーマ性を備えた作品となりました。倉科カナ演じる千夏の心の傷を丁寧に描いた点も評価されています。
ロケ地ガイド
東京都内 公園・自然エリア
家族や夫婦の何気ない日常を彩る公園のシーンが多く撮影されました。陽一とタツの父子散歩や、登場人物たちが心の整理をする場として印象的に使われています。
- 新井薬師公園:中野区にある地域住民に親しまれる公園で、登場人物が散歩する穏やかなシーンに使用されました。
- 光が丘公園のイチョウ並木:練馬区の名所として知られる黄金色のイチョウ並木で、陽一が物思いにふける名場面の舞台となりました。
- 池袋西口公園:豊島区の都市型公園として、登場人物の待ち合わせや会話シーンに登場します。
東京都内 商業・ホテル施設
広告代理店マンの陽一にふさわしい都会的な雰囲気のロケーションが、ドラマの華やかさを演出しました。
- WINEHALL GLAMOUR:おしゃれなワインバーとして、大人の社交シーンに登場しました。
- ルーデンス立川ウエディングガーデン:結婚式場として、夫婦の在り方を象徴する重要なシーンに使用されました。
- 恵比寿ガーデンプレイス:東京を代表する複合商業施設で、洗練された街角シーンの撮影に使われました。
- ホテルカデンツァ光が丘:練馬区の高級ホテルで、宴会や打ち合わせのシーンに登場します。
千葉県・新潟県
都内を離れた場面では、家族でのお出かけや回想シーンに合った印象的なロケ地が選ばれました。
- 千葉市動物公園:陽一とタツの父子が訪れる動物園シーンの舞台で、レッサーパンダの風太くんでも有名なスポットです。
- あてま高原リゾートベルナティオ:新潟の自然に囲まれたリゾート施設で、家族旅行の象徴的なシーンに使用されました。
- なかさと清津スキー場:新潟県十日町市の雪景色が、ドラマの感動的なシーンを彩りました。
聖地巡礼のおすすめルート
練馬・中野エリア徒歩巡礼コース
新井薬師公園から光が丘公園のイチョウ並木、ホテルカデンツァ光が丘までを巡る半日コース。都営大江戸線を利用すれば効率的に回れます。秋のイチョウシーズンが特におすすめです。
家族で楽しむ千葉日帰りコース
千葉市動物公園を訪れて、陽一親子と同じ目線でレッサーパンダや動物たちと触れ合える日帰りプランです。お子様連れにも最適なコースとなっています。
視聴者の声・評判
評価スコア
放送当時の平均視聴率は約11%前後で、月9枠で安定した数字を残しました。Yahoo!テレビやFilmarksなどのレビューサイトでも、温かいホームドラマとして好意的な評価が多く寄せられています。
好評だったポイント
「玉木宏のコメディが意外で面白い」「子育てパパとしての成長が泣ける」「震災後の家族の在り方を考えさせられる」といった声が多く、特に共働き世帯やパパ世代から強い共感を得ました。脚本の遊川和彦らしい人間味のあるセリフ回しも評価されています。