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ドラマ

神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎

放送局
TBS(MBS)
放送期間
2016年3月〜4月
放送時間
火曜 25:11
話数
全3話

作品紹介

『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎』は、2016年3月から4月にかけてMBS・TBS系で放送された全4話の深夜ドラマです(MBSは3月14日から月曜0時50分、TBSは3月16日から水曜1時11分ほか)。監督・脚本・編集を『荒川アンダー ザ ブリッジ』の飯塚健が一人で手がけたオリジナル作品で、松井玲奈にとって連続ドラマ初主演となりました。共演は滝藤賢一、ベンガル。音楽は谷口尚久、ナレーションは茂木淳一が担当しています。

舞台は神奈川県厚木市にあるコインランドリー「LAUNDRY 茅ヶ崎」。ここには洗濯だけでなく、アイロンがけと洗濯物をたたんでくれる「畳み」という風変わりなサービスがあります。バイトの南雲凪(25歳・松井玲奈)が客の洗濯物をたたんでいると、ポケットから思いもよらない物が出てくる——そこから、店長・茅ヶ崎完(41歳・滝藤賢一)と凪が、客の正体を劇中劇で推理していくという奇妙な物語が展開します。

「厚木市」とタイトルにありながら、店名は「茅ヶ崎」。しかも実際の撮影は厚木市ではなく千葉県千葉市で行われているという、二重三重にねじれた構造も本作の味わいです。深夜枠らしい脱力したテンポと、飯塚健監督ならではの饒舌な会話劇が全編を貫きます。オープニング主題歌は松井玲奈とチャラン・ポ・ランタンによる「シャボン」。主演自らが歌う点も、本作のインディーズ的な自由さを象徴しています。

話題になったポイント

タイトルにも撮影地にも仕掛けられた「厚木ではない」問題

本作最大のネタが、タイトルの土地と撮影地のズレです。『神奈川県厚木市』と銘打ちながら、物語の中心であるコインランドリーは千葉市中央区の空き店舗で撮影されました。さらに劇中では「厚木ってどこ?」という会話が交わされ、都内の道路に唐突に「厚木」の表札が立つという不条理な演出も。ちなみに現実の「厚木駅」は厚木市ではなく海老名市にある——というよく知られた事実まで、作品はしっかり拾っています。

松井玲奈、連続ドラマ初主演

SKE48・乃木坂46を経て女優業に軸足を移しつつあった松井玲奈にとって、本作は連続ドラマ初主演作。飄々としたバイト店員・南雲凪という役どころで、滝藤賢一との噛み合わない会話劇を成立させました。主題歌も自ら歌い、深夜ドラマならではの実験的な座組みの中心に立っています。

飯塚健による「劇中劇」というフォーマット

コインランドリーを訪れる客の怪しいそぶりが気になった店長と従業員が、劇中劇を通してその正体を探る——という入れ子構造が本作の骨格です。全4話という短さの中で、毎回異なる客の物語が展開する構成は、深夜ドラマならではの遊び心にあふれています。

ロケ地ガイド

千葉エリア(本当の「ランドリー茅ヶ崎」)

物語の舞台であるコインランドリーとその周辺は、すべて千葉県内で撮影されました。タイトルの「厚木市」とはまったく別の土地というのが、本作らしいひねりです。

  • 空き店舗:千葉市中央区川崎町。物語の中心となるコインランドリー「LAUNDRY 茅ヶ崎」として使われた空き店舗です。
  • 空き店舗:同じく千葉市中央区川崎町。第2話で南雲凪が「牛丼並とライス」と言ったことで賞賛される牛丼店「牛丼二郎」として登場します。
  • 道路:千葉市中央区川崎町。第1話で男女が「厚木がどこなのか」を話していた場所。本作のテーマを象徴するシーンです。
  • 沼野胃腸科内科前の交差点:千葉市美浜区磯辺3丁目。第1話で山田忠司が車に轢かれそうになる横断歩道として撮影されました。

都内エリア(「厚木の表札がある道」)

第1・2話の冒頭で繰り返される、道端に「厚木」の表札が立っているという不条理な導入。実はこれ、すべて都内の幹線道路で撮影されています。

  • 国道246号線:千代田区永田町2丁目。冒頭の「厚木の表札がある道」その1です。
  • 青山通り:港区南青山1丁目。表札の道その2。
  • 青山通り:渋谷区渋谷2丁目。表札の道その3。
  • 青山通り:渋谷区渋谷2丁目。表札の道その4。国道246号=青山通りを西へ進むと本当に厚木へ着く、というのがこの演出の下敷きです。
  • 三軒茶屋交差点:世田谷区太子堂4丁目。表札の道その5。国道246号が世田谷通りと分かれる、都内屈指の交通の要衝です。
  • 渋谷駅:渋谷区道玄坂2丁目。第3話に登場します。

厚木・海老名エリア(タイトルの土地)

タイトルに掲げられた「厚木」の名を持つ場所も、しっかり押さえられています。ここにも本作らしいネタが仕込まれています。

  • 小田急JR厚木駅:神奈川県海老名市河原口1丁目。冒頭に出てくる「厚木駅」ですが、所在地は厚木市ではなく海老名市。この有名な"ねじれ"こそ、本作のタイトルの発想源といえます。
  • 小田急小田原線本厚木駅:神奈川県厚木市泉町。厚木市のメインターミナルである「本厚木駅」。厚木市にある駅は「厚木駅」ではなく「本厚木駅」の方、というオチです。
  • 相模線の厚木第二踏切:神奈川県海老名市中新田2丁目。「厚木」と名がつきながら海老名市にある踏切として登場します。

聖地巡礼のおすすめルート

厚木・海老名「厚木はどこだ」ルート

本作の巡礼で一番楽しいのがこのコース。まずJR相模線・小田急小田原線の小田急JR厚木駅で「海老名市にある厚木駅」の駅名標を確認し、相模線の厚木第二踏切で同じネタを重ねます。そして相模川を渡って小田急小田原線本厚木駅へ。ドラマが遊んだ地名のねじれを、自分の足で確かめられる半日コースです。

国道246号「表札の道」ルート

永田町の国道246号線を起点に、青山通り(南青山)、青山通り・青山通り(渋谷)、そして三軒茶屋交差点へと、国道246号を西へたどるコース。この道をそのまま走り続ければ本当に厚木にたどり着く——という事実が、冒頭の不条理演出のオチになっています。渋谷から三軒茶屋までは東急田園都市線が246号の地下を走っているので、電車での移動も簡単です。渋谷駅にも立ち寄れます。

千葉「本当のランドリー茅ヶ崎」ルート

物語の実際の舞台を訪ねるなら千葉市へ。中央区川崎町の空き店舗と空き店舗、そして道路を回り、美浜区の沼野胃腸科内科前の交差点まで足を延ばすコースです。撮影に使われたのは空き店舗のため現在の状況は変わっている可能性があり、周辺は生活・事業エリアですので、静かに訪れてください。

評価・反響

評価スコア

全4話・深夜枠という小規模な作品ながら、飯塚健監督の作家性と松井玲奈の初主演作という話題性で、放送当時からコアな支持を集めました。視聴率で語られるタイプの作品ではなく、配信やソフトを通じてじわじわとファンを広げてきたカルト的な一本です。

ロケ地マップ13件

ロケ地一覧13件

空き店舗

LAUNDRY 茅ヶ崎

空き店舗:千葉県千葉市中央区川崎町

国道246号線

第1・2話で冒頭の厚木の表札がある道1

国道246号線:東京都千代田区永田町2丁目

青山通り

第1話で冒頭の厚木の表札がある道2

青山通り:東京都港区南青山1丁目

青山通り

第1話で冒頭の厚木の表札がある道3

青山通り:東京都渋谷区渋谷2丁目

青山通り

第1・2話で冒頭の厚木の表札がある道4

青山通り:東京都渋谷区渋谷2丁目

三軒茶屋交差点

第1・2話で冒頭の厚木の表札がある道5

三軒茶屋交差点:東京都世田谷区太子堂4丁目

道路

第1話で男女が厚木がどこなのか話していた場所

道路:千葉県千葉市中央区川崎町

沼野胃腸科内科前の交差点

第1話で山田忠司が車に轢かれそうになった横断歩道

沼野胃腸科内科前の交差点:千葉県千葉市美浜区磯辺3丁目

空き店舗

第2話で南雲凪が「牛丼並とライス」と言ったことで賞賛された「牛丼二郎」

空き店舗:千葉県千葉市中央区川崎町

渋谷駅

第3話に登場

渋谷駅:東京都渋谷区道玄坂2丁目

小田急JR厚木駅

冒頭に出てきた「厚木駅」

小田急JR厚木駅:神奈川県海老名市河原口1丁目

小田急小田原線本厚木駅

厚木市のメインとなる「本厚木駅」

小田急小田原線本厚木駅:神奈川県厚木市泉町

相模線の厚木第二踏切

海老名市と表記のある「厚木第二踏切」

相模線の厚木第二踏切:神奈川県海老名市中新田2丁目

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